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ゲーム機ナシでOK!月額1000円ちょいでゲームし放題のGoogleのクラウドゲーム「Stadia」がいかにヤバイか

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Googleが独自に開発を進めていた「Stadia」の詳細が発表されました!

 

「名前は聞いたことがあるけど…」「PS4派ですから!」といった具合に勝手に自分に関係のないことだと思ってほぼスルーしている人も多いのではなかろうか…?

Stadiaがいかにこれからのゲーム業界に変革をもたらす可能性を持ち合わせているのかを、ザックリまとめてみたぞ!

stadia.dev

 

●Stadiaは何がスゴイの?

Stadiaは、世界最大のIT企業と言って過言ではないGoogleが開発する「クラウド」ゲームプラットフォームだ!

従来のゲームはゲーム機側でゲームの映像を処理していたが、StadiaではGoogleが用意したサーバー側でその処理を行うため、端末側にスペックを求めなくて済むのだ。

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サーバーの増強はGoogle側が勝手に行ってくれるので、ユーザー側(ゲームをプレイする側)は「インターネット接続できる環境」と「コントローラー」さえあればゲームがプレイできるようになるぞ。

つまり、「ゲーム機を買う」という学生にはなかなかつらい大きな出費がゼロで済むのだ!

 

また、Nintendo SwitchのゲームはWii UやPS4といった異なるゲーム機ではプレイできず、新しいゲーム機がリリースされればゲーム機ごと乗り換えるのがこれまでの当たり前だったわけだが、Stadiaは前述の通りGoogleのサーバーがゲームを実行するので、ユーザー側はゲームの映像を流す画面さえ(あとコントローラーも)あれば新しいゲーム機を買う必要は一切なし!(もちろんゲームソフト自体を購入する必要はあるが)

ゲームの映像を流すのはPCでもスマホでもテレビでも何でもOKなので、Nintendo Switch以上にいろんな場所&いろんなタイミングで自分の好きなゲームがプレイできるようになるぞ!

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なお、GoogleはStadiaの強みとして、「継続的に進化するプラットフォーム」である点、単一のコードベースで、TV・PC・タブレット・スマートフォンなどの複数のデバイスで遊べる点、プレイヤーがワンクリックでゲームをプレイ可能になり、ゲームデータをダウンロードする必要がない点、プライヤーは常に最新版のゲームをクラウドから直接ストリーミングしてプレイできる点、Stadiaという新しいゲームの形がゲームデザインに新しい可能性をもたらす点を挙げている。

 

 ちなみにStadiaは無料で使う場合は1080p(フルHD)の60fps、ステレオサウンドでのゲームプレイしかできないが、有料サービスならば4K・60fps・HDR・5.1chサラウンドでのゲームプレイができるようになる。

 

GoogleはStadiaでゲームをプレイする際にどの程度のインターネット回線速度が必要になるかを以下のような図で表しており、720pなら10Mbps、1080pなら20Mbps、4Kなら30Mbpsが必要になるとのこと。ちなみに当然ダウンロード(下り)速度の話だ。

 

契約しているインターネット回線が示している速度はあくまで理論値であり、例えばマンションなどで同じインターネットサービスをまとめて契約していたりすると、みんなが同時にインターネットにアクセスしまくると回線速度が遅くなったりするので、以下のようなサービスでどれくらいの速度が出ているのかチェックしてみるといいぞ!

fast.com

 

●対応タイトル

Stadiaは基本無料でも使用できるが、その場合はゲームソフトを1本ずつ購入していく必要がある。月額約1000円の有料サービスに登録すれば、Stadiaで提供されるゲームタイトルを割引価格で購入できるほか、いくつかの無料ゲームがプレイし放題になるぞ!

といっても好きなゲームが対応していなければStadiaを使う理由はないわけだが、サービス開始前の現段階で30タイトルがStadiaで配信されることが決定している。

 

Stadiaのローンチタイトル30本は以下の通り。

 

バンダイナムコエンターテインメントの「ドラゴンボールゼノバース2」

 

 トゥームレイダーシリーズから3作品

 

 スクウェア・エニックスの「ファイナルファンタジーXV」

 

 Ubisoftからは「Ghost Recon Breakpoint」「The Division 2」「Assassin's Creed Odyssey」「Just Dance」「Trials Rising」「The Crew 2」の6タイトル。

 

Destiny 2

 

 Get Packed

 

Gylt

 

Baldur's Gate 3

 

Doom Eternal
Doom (2016)
Rage 2
The Elder Scrolls Online
Wolfenstein: Youngblood
Grid
Metro Exodus
Thumper
Farming Simulator 19
Power Rangers: Battle for the Grid
Football Manager
Samurai Shodown
NBA 2K, Borderlands 3
Mortal Kombat 11
Darksiders Genesis

 

スクウェア・エニックスやバンダイナムコといった日本の大手パブリッシャーから、UbisoftやBethesdaといった海外大手まで網羅されており、サービスが軌道に乗ればこれらの企業が所有するタイトルの数々が一気に利用可能になっていくことも十分に考えられる。

 

そして、他にも日本のカプコンや、FIFAやバトルフロントなどの版権物や人気のバトルロイヤルゲーム・Aplex Legendsなどを扱うEA、GTAシリーズやレッド・デッド・リデンプションIIなどの人気作品を次々生み出すRockstar Gamesなどが、Stadiaでのゲーム配信に参加することを明かしている!

まだまだ対応タイトルは少ないものの、ゲーマーなら一度は聞いたことのあるメーカーが勢ぞろいで、長らくひとつのプラットフォームに囚われてきたパブリッシャーが、既存のプラットフォームに牙をむいているかのようだ…ガチでPlayStationやNintendo Switchが心配になってくるぞ…

 

●競合サービスもクラウドゲームサービスの構築に向けて動き出している

GoogleのStadia以外にもクラウドゲームサービスの構築にいそしんでいる大企業が複数あるぞ!

 

例えばWindowsやXboxなどの開発元であるMicrosoftは、Googleよりも先にゲームストリーミングサービスを発表している!このサービスは「ゲームストリーミングサービス」とされているが、MicrosoftのAzureと呼ばれるクラウドサーバー上でゲームの処理が行われるため、Stadiaと同じような仕組みで働くクラウドゲームサービスと考えてよさそうだ。

www.itmedia.co.jp

 

PlayStationブランドを構築しているソニーはというと、XboxのMicrosoftと「クラウドベースのゲーム体験やAIソリューションの開発に関する戦略的提携」を結んでいる。

この提携はGoogleのStadiaが発表されたあとにアナウンスされたものなので、PlayStationがStadiaの発表でいかに「ヤバイ!」となったかは明白だ。

news.microsoft.com

 

ソニーは5月21日に行った経営方針説明会の中でもPS5(次世代機)と共にクラウド(ストリーミング)によるゲームプレイに注力していく計画であると話していたぞ。

jesports.hatenablog.com

 

こちらはまだウワサの段階に過ぎないが、Amazonも独自のゲームストリーミングサービス(クラウドゲームサービス)を計画していると報じられているぞ。AmazonはAWSという独自の超巨大クラウドサービスを展開しており、GoogleやMicrosoftと同じく自社クラウドを使ってのサービス構築が可能。Amazonの多種展開っぷりを見ると、ゲーム業界への進出を考えていてもなんら不思議はない。

japanese.engadget.com

 

これだけの大企業たちがクラウドゲームサービスに目をつけている、つまり大きな利益をあげられると見込んでいるわけで、そりゃー期待せずにはいられません。

競合の登場によりStadiaを含めたサービスがより良いものに洗練されていくことは明らかで、既にかなり安価なサービスに感じられますが、価格面での競争だって起こるかもしれません。

Amazonのように「プライム会員は無料です!」となってくれたら神ですな!w

 

●まとめ

少し前までは映画はレンタルしてドラマやアニメはTVで録画して…というのが当たり前だったが、いまやNetflixやPrime Videoなどの登場でストリーミングで映像コンテンツを消費することが当たり前になりつつある。

ゲームもStadiaの登場で一気にクラウドでプレイする流れが到来してもおかしくない。

 

実際にプレイしてみないことにはどの程度の精度でゲームがプレイできるかもわからないし、「プレイしてみたら読み込み待ちのロードばかり」ということも起きうるだろう。

 

だが、登場がウワサされているソニーのPS5は本体価格(未定、PS4の初期販売価格は税抜39980円)+モニター(PS5が8K対応なので、8K対応モニターが良)+PS Plus(月額514円)+ゲーム+クラウドゲームサービス料金(既存のクラウドゲームサービスであるPlayStation Nowと同じ料金のままの場合、月額税抜2315円)とかなりの出費が見込まれるのに対して、Stadiaは無料でも1080p・60fpsでのゲームプレイが可能で、月額1000円を払えば4K・60fpsでのゲームプレイが可能だ。

いくらPlayStationに固定のファンがたくさんいるからといって、これでは限られたおこづかいでのやりくりを強いられている若年層の取り込みは難しい。

 

そもそもPS4もNintendo SwitchもXbox Oneも、オンライン対戦などで遊ぶには月額300~800円程度の有料サービスに登録する必要があるのだが、「それなら思い切ってStadiaに!」と考えるプレイヤーが出てくることは想像に難くない。

 

それじゃあ既存のゲーム機3人衆であるPlayStation・Nintendo Switch・Xbox Oneはどうするのか…?!任天堂はオリジナルコンテンツを多数保有している?Xboxは母体がMicrosoftだからStadiaのようなサービスが展開できる?PlayStationも頑張っている?いずれも先行きは不透明だが、Stadiaのようなクラウドゲームが主流になってくれば「PlayStation」や「Nintendo Switch」といったゲームタイトルを縛るプラットフォームそのものがなくなることも考えられる。

 

もちろん、Stadiaに疑問がないわけでもない。月額制のStadia Proがどのような比率でパブリッシャー側に利益を還元していくのかは不明だし、映画・アニメ・ドラマといった30分から2時間程度で1つのコンテンツを消費してしまう映像コンテンツと異なり、ゲームは1つのタイトルに長く時間をかけて遊ぶという性質を持っていることから、月額制の有料サービスというサービス形態が本当に求められているのか?という疑問もある。「1つのゲームを1年間ずっとプレイしていた!」というゲーマーもいるはずで、そういう人の場合は有料サービスに登録せずに買い切りでタイトルを購入してしまった方がいいとなり、そういったプレイヤーが増えてもStadiaがサービスとして維持可能なものなのかは不明だ。

それでも長らく新しいサービス形態が生まれてこなかったゲーム業界に革新をもたらしうるGoogleのStadiaには期待しかないぞ!

 

しかししかししかし!!!なんと現時点では日本でのサービス開始時期は不明だ!Googleさんお願いしますよ…

なるはやで日本でもオネシャッス!

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