なかなかにひどい話。
現在カタールの首都ドーハで開催されている陸上の世界選手権で、女子マラソンに出場した選手の4割が途中棄権するという事態が発生している。
headlines.yahoo.co.jp
記事によると現在のドーハは日中の温度が42、43度まで上がっており、これを考慮してマラソンは真夜中の23時59分スタートとなったそう。
それでもドーハの夜は暑く、気温は30度超、湿度も70~80%となり棄権者続出となってしまったそうだ。
優勝したケニアのチェプンゲティッチ選手のタイムも歴代で最も遅い2時間32分43秒。
出場選手で5位入賞したベラルーシのマズロナク選手は、国際陸連に対して「アスリートに敬意がない。多くのお偉方がここで世界選手権をすることを決めたのだろうが、彼らはおそらく今、涼しい場所で寝ているんだろう」と、皮肉ったそうだ。
真夜中開催にもかかわらず30度超えという厳しい環境での世界大会ということで、かなり特殊な事例ではあるものの、今年の暑かった夏を思い返すと2020年の東京オリンピックも他人事ではないよね…。
マラソンのような長時間の競技はもちろんのこと、屋外種目について日本はどんな施策を取るつもりなのか。とても運動するような気候じゃなかったけども…。
それにしてもカタールは2022年にワールドカップも控えてるけど大丈夫なんか…?
ワールドカップは例年6月中旬から7月中旬にかけて開催されるけど、
以下の記事によると6~8月にかけて最も暑くなるみたいなので、空調なり開催時間や時期の検討なりでなんとか選手の負担が少なくなる方法を模索してほしいところ。
ja.weatherspark.com
冷房完備のスタジアムが完成したとも報じられていたけど、果たしてこれが真夏にどれくらい機能するのか、そして開催地となるすべてのスタジアムで同等のものが用意できるのか…?!
www.afpbb.com
それにしても4割棄権は笑えない…。