
www.youtube.com
「AI」、いわゆる人工知能を活用した技術が急速に進化を遂げている。AIに動作を自己学習させることで、これまで以上にソフトウェアで行えるアクションが複雑化しており、信じられないくらい高度な画像や動画の加工や、音声認識、画像認識、分析などを可能になってきているのだ。
中でも話題なのが「ディープフェイク(deepfake)」だ。
IT系の話題に明るい人なら耳にしたことがある言葉だろうが、これからますます耳にすることになるであろうことは明らかなので、簡単に紹介したいと思う。
具体例を挙げるのが最も早いので、最近のディープフェイク関連のニュースをピックアップしてみた。ディープフェイクを駆使すればどんなことが可能になるのかが一発でわかるはずだ。
wired.jp
www.dailyshincho.jp
www.gizmodo.jp
gigazine.net
端的に言えば「動画の中の人間の顔を違和感なく別の人間の顔にすり替える」ことが可能になるという技術だ。最も危惧されているのがAV(ポルノ動画)への応用で、既にディープフェイクを用いてAV女優の顔を著名人の顔に変換した動画が海外掲示板では出回っている。この辺りは「deepfake」や「fakeporn(フェイクポルノ)」で検索すると出てくるかも。ただし、これを危険視して掲示板側が規制をかけているので、見つからない可能性の方が高い。
Twitter・Reddit・Pornhubの3つが正式にディープフェイクで作成されたポルノ動画の投稿を禁止している。
www.theregister.co.uk
www.cnbc.com
www.pcmag.com
実際にディープフェイクを使うとどんな映像が作れるのかは、以下のムービーを見れば一目瞭然だ。
めちゃくちゃ違和感なく溶け込んでいるものから加工されているのがすぐわかるものまでクオリティはさまざま。
エイミー・アダムスの顔をニコラス・ケイジに変換してしまった動画。
www.youtube.com
ターミネーター2のシュワちゃんをシルベスター・スタローンに変換!w
www.youtube.com
シャイニングのジャック・ニコルソンをジム・キャリーに変換!
www.youtube.com
詰め合わせ。やっぱり映画の役者を変更しているのが多め。海外では「この役者であの映画が観たい!」という願望が強めなのだろうか…?
www.youtube.com
こういった動画編集が素人でも可能になってしまえば、もはや本当に映像に出ていたのが誰かわからなくなってしまうのではないかと不安になってしまう。自分の知らないところで自分がAVに出演しているなんてことも考えられるわけで、特に女性にはリベンジポルノの延長戦上でさらなる恐ろしい戦いが待ち構えているのではと戦々恐々だ。
www.hollywood7ch.jp
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