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映画「天気の子」をさっそく観てきたのでザックリ感想

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「君の名は。」「秒速5センチメートル」「言の葉の庭」などのアニメーション映画を制作してきた新海誠監督による最新作、「天気の子」が7月19日についに公開となりました!

公開日にさっそくレイトショーで観てきたのでネタバレありなしでザックリ感想を書いてみました!

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●ネタバレなしの感想

まずは大前提として普通に面白かった!新海誠監督作品の素晴らしい作画は健在で、これまで以上に作画の素晴らしさが際立っていたように思う。重厚な雲の立体感だったり、予告編でもたびたび見られた躍動感あふれる雨の表現などは、物語うんぬんを抜きにしても見応えのあるものだった!

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新海誠監督の過去作品と同じように、ベースは少年少女のボーイミーツガール。その上に、何かひとつアイデアが加えられるというような感じで、「君の名は。」は「男女が入れ替わる」というアイデアが使われていたが、「天気の子」では題名にあるように「天気」がアクセントとなっている。このアイデア的には正直なところ「君の名は。」と比べると少しキャッチーさに欠けるかなという印象。ここは「君の名は。」が良過ぎたというだけだが。

 

しかし、「君の名は。」などの過去の新海誠監督作品と比べると、「天気の子」は主人公とヒロインの2人以外にもかなりスポットライトが当てられた作品という印象だ!もちろん主人公とヒロインの物語もしっかりあるのだが、小栗旬さん演じる須賀や、本田翼さん演じる夏美などの、主人公たちの味方となってくれる人々がこれまでの新海誠作品と比べると非常に魅力的に描かれていた。

個人的にはとても良いなと感じたポイントで、2人だけの世界になりがちなボーイミーツガール的作品に、世界観としての広がりみたいなものをプラスしてくれたように感じるぞ。

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また、「君の名は。」に引き続き、音楽はRADWIMPSが担当していたわけだが、提供楽曲はさらに増えていたのでは?というレベル。調べてみたところ、27曲の劇伴と5曲のボーカル曲を収録したアルバムが販売されているので、30曲以上をRADWIMPSが担当しているということになる。これらの音楽自体は全くもって素晴らしいものだったぞ!

しかし、どうにもRADWIMPSの楽曲は「君の名は。」の印象が強すぎるのか、印象がどうしても「君の名は。」とごちゃ混ぜになってしまう。映画を観終わったあとに頭の中でRADWIMPSの楽曲が流れるのだが、「え~とこれはどっちのだっけ…?」となってしまい、どうしても「天気の子」の方の印象がないがしろになってしまうのだ。

そのため、個人的にはコラボするアーティストは作品ごとに変えた方が良かったのでは…?と思ってしまう。もしも次の新海誠監督作品でもRADWIMPSが…となったら、正直もう頭がごちゃごちゃでどれがどの作品の曲かわからなくなること間違いない。

 

観終わったあとにあの曲が~と思いだそうとするのだが、前前前世などの「君の名は。」の曲ばかり浮かんで以下の曲がなかなか出てこなかった…www.youtube.com

 

ただ、制作側も思うところがあったのか、2曲だけ三浦透子がボーカルを担当する曲があり、これらは印象が違って良い意味で「天気の子の曲」感があったぞ!

「君の名は。」を観ていない人からすると楽曲問題は全く気にならないかもしれないね!

 

●ネタバレありの感想

というわけでここからはネタバレありで感想を!

今回の「天気の子」ではヒロインの天野陽菜が天気を操ることができる力を持っているのだが、この力が原因となって大きな展開が巻き起こる。この謎の力を巡る展開の説明などがかなりザックリな印象。「君の名は。」の入れ替わり現象よりもかなりザックーリ説明されている感じで、よく言えば「考えるな感じろ!」といった感じ。視聴者が複雑な設定などに気を取られないようにという配慮なのかもしれない。

しかし、個人的にはもう少し丁寧な説明が欲しかったかな~と。特に最後の主人公とヒロインが戻ってくるところなどの説明は本当になくてモヤッとしてしまった。

 

物語全体の展開もこれまでの作品の緻密かつ丁寧な展開よりもザックリした印象。ただい、より多くのキャラクターや大きなストーリー上の展開に焦点を当てようとすると、2時間という映画の枠の中では限界があるので、致し方がない部分もあるのかな。

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ただ、クライマックス部分の盛り上げ方などはさすがという感じで、廃墟での主人公と須賀のやり取りや、最後の主人公とヒロインが再会するシーンは心を揺さぶられた。

「ここで泣かす!」的な部分は本当に気合が入っていて、作画や音楽も相まってさすがの出来栄え。これは有名アーティストに「とりあえず」音楽を担当してもらったりするのとは異なる感覚で、映画のために「これ!」と決めたアーティストにイメージにそった楽曲を提供してもらっているからこそなのかなと。

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また、今作はこれまで以上に若者目線の作品になっていたように思う。特に、刑事役2人や客引きなどの主人公たちの味方ではない大人たちがかなり強調して悪役のように描かれている。若者が観ると社会に反抗するような主人公たちの行動が英雄的に映るのだろうか。個人的には「なぜこんなに大人を悪役にするのだろう?」と感じてしまった。

 

「君の名は。」が大ヒットして、その後の作品ということで、新海誠監督にとっては勝負の作品だったはず。

そのため、「天気の子」の出来栄えには個人的にはかなり注目していたのだが、みなさん感想はどうだっただろうか…?

映画館を後にした際には、高校生くらいの男の子たちが「記憶消してもう一回観たいわ~!」と言っていたので、若い子たちにはおおむね好評だったのではなかろうか?

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個人的な評価は以下の通りだ!

 

評価
独断と偏見によるハリウッ度評価! 

  • 作画:★★★★★
  • ストーリー:★★★☆☆
  • キャラクター:★★★★☆
  • 泣ける度:★★★★☆

 

個人的にはやはり「君の名は。」には及ばないかなという印象だが、新海誠監督らしい精巧な作画と、よりパワーアップした楽曲との親和性などは、今後の作品にも受け継がれていくであろう「新海誠節」的なある種の特殊能力にまで昇華されたクオリティと感じた。

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